2023年9月16日(土)
KISARAZU開拓ラボ『にじます計算』が本校で行われました。
当日は1年次21名の生徒が受講しました。
『にじます計算』とは次のように、7つの色によって決められたルールによって行う計算です。
赤:「+」(足し算) 緑:[-](引き算) 青:「×」(掛け算) 黄:「÷」(割り算)
紫:「+」→「×」(足し算→掛け算) 橙:「+」→「÷」(足し算→割り算) 桃:主に「平均」
はじめに,何問かのにじます計算を実際に行い、計算方法とルールを理解しました。特に、2色のみ(足し算と引き算)の計算の大切さ(中学生にとっては正負の計算力向上に効果的である)を学びました。「STEP2(答から色[演算]を決めること)の楽しさ」を知りました。次に、カードを用いた「にじます計算カードゲーム」(4枚のカードと1枚の答から計算式をつくる)を行いました。実際にカードを引いて行うにじます計算カードゲームの楽しさを知りました。そして、にじます計算カードゲームの『必勝の戦略』(どのようにすれば解を速く見つけることができるか)を考え、再度ゲームを行いました。問題によっては数秒で解答を発見した生徒もいて、理解力の高さを示しました。そして、『必勝の戦略』を発表し、互いに共有しました。「橙色は割り算の答(商)を1だけ大きくするはたらきがある」、「大きい数のカードを早いうちに使う」、「まず4つの数の和を求めて、和と差のみでできるかを考えてみる」、「答が問題の数のカードの倍数になっている場合は、最後の計算は青や紫[掛け算]にする」など、いろいろなことに気づくことができました。多くの生徒が初めて『にじます計算』を知り、楽しく計算し、考えることができました。
<生徒の感想>
・私は昔からよく車のナンバーで10を作っていたのですが,「平均」や「+→×」が入ったり,ゴールが10から変化するだけで,無限のような可能性が生まれた気がして,本当に楽しかったです。
・どんな数であっても7色で答を導くことができることがとても興味深かった。また,1つのパターンだけでも複数の考え方があり,思考力が広がって面白かった。
・ふとしたところで,日常の生活の中に数学の面白さを発見できるようになりたいです。また,「今回のようなカードゲームみたいに頭を柔らかくする講座をもっと開講してほしい」との要望もいただきました。
