5月28日(日)、SSHコンソーシアム千葉 プログラム参加生徒を対象に、県立船橋高校で「徹底探究講座」が開講されました。本校からは模試等の都合上、1名の参加となりました。 午前は研究発表会として、各高校のプログラム生徒がこれまでに研究してきた成果を、指導していただいた名誉教授の方々の前で発表し、3月の千葉工業大学で行われた「課題研究発表会」と比べ、成長した姿を見せることができました。また、昨年、一昨年度にプログラム参加生徒であった、現大学1、2年生を招待し、「SSHでの学びを振り返って」「地球温暖化問題に関する調査研究について(英語によるプレゼンテーション)」をテーマとした発表が行われました。特に高校3年生は、これから大学受験に向けた準備や、コンソーシアムの学びが具体的に大学生活にどのようにつながったかなど、多くの質問を通して大学生と交流を深めることができました。 午後は「科学論文の書き方の基礎と実例紹介」「研究者の資質とモラル―研究不正と対話型AIを中心に―」というテーマで、講師の先生方から御講義いただきました。前半の講義では、「論文には書き方のルール(習慣)があるが、決して難しいことではなく、きちんとした論文を書きたいという意欲が最も大事である。」という言葉をいただき、多くの例文を紹介いただきながら、論理的で、わかりやすく、簡潔な文章を書くためのノウハウをご教示いただきました。また、学生がよくやってしまいがちな、グラフ作成時の縦横軸の数値の単位欠落等々についても指摘いただきました。後半の講義では、最先端技術であるChatGPTの注意点と、いわゆる研究モラル(捏造・改ざん・盗用など)について、過去の事例も含め御講義いただきました。 3年生はまもなく論文執筆に移ります。少しでも実験を行いデータを集め、たくさんのアドバイスを指導員の方々からいただき、完成度の高い論文が完成することを願っています。
2023年5月24日(水) 論文レビュー第3回目
1年次で行われた探究活動では、前回まで実施した理系論文から文系論文に変わりました。生徒たちは、徐々に論文に関する知識や理解が深まっており、論文を読んでの班の話し合いでは、配布された論文から、「グラフの扱い方をもう少し改善した方がより良い。」などといった自分たちの意見を出し合い討論する場面もありました。