木更津高校は みなさんの夢を叶えるため 一人ひとりと真剣に向き合います!
 

カウンタ

COUNTER2360694

カウンタ数

平成21年6月1日   9359
平成22年6月1日  67170
平成23年6月1日 137284
平成24年6月1日 216310
平成25年6月1日 294976
平成26年6月1日 440410
平成27年6月1日 660238
平成28年6月1日 886460
平成29年6月1日1107626
平成30年6月1日1382808
令和  元  年6月1日1540361
令和 2年6月1日1760304
令和 3年6月1日1959313
令和 4年6月1日2189680

令和3年6月1日から
令和4年6月1日までに
230367件(1日平均631件)
のアクセスがありました。
 

スーパーサイエンスハイスクールについて

SSHについて
2022/06/23

木更津高校スーパサイエンスハイスクール(SSH)について

| by jouhou3

木更津高校スーパサイエンスハイスクール(SSH)について

1.SSHについて

 SSHとは、先進的な科学技術、理科・数学教育を通して、生徒の科学的能力や科学的思考力等を培い、将来の国際的な科学技術系の人材の育成を目指して文部科学省より指定されて行う研究開発事業のことです。前回の5年間に続き今年度再び5年間(令和4年4月~令和9年3月)の指定を受けました。この間、学習指導要領によらない教育課程の編成実施が可能となります。また、研究開発に伴う費用(備品、消耗品、講師の旅費、校外学習の旅費等)は、独立行政法人科学技術振興機構(JST)より支援されることになります。

2.木更津高校SSHが目指すもの

 本校SSHの研究開発課題は、『自己を見つめKISARAZUから課題に挑戦する「開拓力」を持った人材の育成』で、「探究力」、「コミュニケーション力」及び「自己評価力」を兼ね備え、かつ広い科学的素養を基礎としてグローバル社会で活躍できる「開拓力」を持った人材を育成することを目標としています。


3.本校におけるSSHの取組

 このような目標を達成するために、以下のような様々な事業を実施していきます。

◎メインテーマ  「全校体制で実施する3年間の課題研究」

(1)目的

 全校体制で3年間の課題研究を実施し、生徒の開拓力(探究力・コミュニケーション力・自己評価力)を伸ばしていきます。また、指定3年目以降には課題研究を全教員が担当し、探究検討会・理数検討会・年次検討会をとおして安定した全校体制を構築します。


(2)内容  

 理数科の学校設定科目「探究KISARAZU-SⅠ、SⅡ、SⅢ」を、合計6単位(第1年次1単位、第2年次3単位、第3年次2単位)で設定します。理数系の分野から生徒がテーマを設定し、3年間の課題研究を実施します。

 1年生の「探究KISARAZU−SⅠ」では、課題設定の基礎を学習します。課題研究レビュー、地学分野の課題実験、生徒が課題を設定して探究するミニ課題実験を実施します。2年生の「探究KISARAZU−SⅡ」では、個人またはグループで課題を設定し、探究サイクルを回します。3年生の「探究KISARAZU−SⅢ」では、探究の成果を科学論文としてまとめ、英語プレゼンテーションを作成して、学校外での発表や論文投稿を行います。「探究KISARAZU-S」によって身についた開拓力を発揮して、理数科卒業生は専門的な研究を牽引する人材になることを目指します。

 普通科では学校設定科目「探究KISARAZU−G」を設定し、理数科「探究KISARAZU-S」の内容をもとに課題研究を実施します。木更津市が実施しているオーガニックシティプロジェクト(SDGsへの科学的な取組)をもとに課題を設定し、「探究KISARAZU-S」の「探究サイクル」を回す課題研究を合計3単位(各学年1単位)で実施します。「探究KISARAZU-G」によって身についた開拓力を発揮して、卒業後、普通科理系生徒は専門的な研究に関わる人材へ、普通科文系生徒は科学的な見方・考え方を使う人材になることを目指します。

 「探究KISARAZU」では、以下のA・B・Cの活動の循環を「探究サイクル」とし、このサイクルを回すことで開拓力(探究力・コミュニケーション力・自己評価力)を伸ばします。



○ サブテーマⅠ  全教科での探究的な学習

(1)目的

 全ての教科の授業で課題研究につながる探究的な学習を実施し、探究力、コミュニケーション力を伸ばします。

(2)内容

 全ての教科の授業で探究的な学習を実施します。学習内容をもとに生徒の問いから始め、「探究KISARAZU」で回す探究サイクルの全部や一部分を取り扱い、例えば、「保健」では学習内容から生徒がテーマを設定して調査した結果をまとめ、発表し、振り返りを行います。また、「情報I」では、地球温暖化等の他教科で扱う内容を題材に、生徒が課題を設定し、データ処理・グラフ化、発表資料の作成、発表を行います。各教科で探究的な学習を計画して実施します。学習内容や実施時期を、探究検討会や教育課程検討委員会で共有し、探究的な学習の実施は各教科で義務付け、教科内外での授業見学と教科会議での検討会を開いて、内容を改善していきます。

 探究的な学習での評価と、メインテーマの課題研究「探究KISARAZU-S、G」でのルーブリックの結果との相関を分析して検証し、教員へのアンケートで、探究的な学習の実施数、実施に対する意識を調査します。



○サブテーマⅡ  地域・国内・海外との連携講座

(1)目的

 課題研究と関連づけて地域・国内・海外と連携した講座を実施することにより、探究力・コミュニケーション力を伸ばします。地域・国内・海外との連携講座により、課題を発見する探究力や、質疑・応答による対話から、地域や海外の人と協働できるコミュニケーション力を伸ばします。 

(2)内容

  地域・国内・海外の機関と連携し、科学講座、野外実習、海外研修を実施します。  

(ア)KISARAZU開拓ラボ【1年生全員】

 第Ⅰ期に開発した「木更津SEAコラボ」を発展させ、大学や企業・研究所・高専・科学館等との科学講座を実施します。特に、課題研究のテーマ設定につながる内容を中心に実施します。講座は、講義・実習と質疑・応答のセットを必須とし、講師への質問を参加生徒全員が行います。予定している講座の例を下表に示します。これまでに連携の実績がある機関だけでなく、生徒の課題研究のテーマから新しい連携先も開拓していく予定です。

(イ)分子生物学実験講座I(かずさDNA研究所出前授業)【理数科1年生、普通科3年生選択】

 マイクロピペットの操作法、PCR法、アガロースゲル電気泳動法など分子生物学実験の基本操作を学び、食肉のDNA鑑定を行います。

(ウ)丸沼・日光野外実習【理数科1年生】

 学校設定科目「探究KISARAZU-SⅠ」の課題学習として、群馬県利根郡片品村丸沼及び栃木県日光市周辺で、平成20年度から継続している蝶「アサギマダラ」をマーキング調査し、長距離移動する蝶の生態を研究します。

(エ)館山野外実習【1・2年生希望者】

 お茶の水女子大学湾岸生物教育研究センターと連携し、千葉県南部の館山市沖ノ島のフィールドにおいて、生物分野を中心とした野外実習を行います。

(オ)海外研修【1・2年生希望者】

 第I期SSHから継続的に連携しているプトラ大学の大学生と、野外実習や発表会を実施し、英語で対話しながら学習します。熱帯雨林の調査や、SDGs達成に向けた科学的アプローチについて学習するだけでなく、木更津市のSDGsに関する科学的な取組や自分の課題研究を事前学習でまとめ、英語で発表します。事後学習では研修成果をもとに千葉大学国際研究発表会と校内成果報告会で英語発表する予定です。

 各取組で実施の効果をはかるアンケートを実施します。研修に参加した生徒を対象に、メインテーマの課題研究「探究KISARAZU-S、G」での課題設定やルーブリックの結果を参照し、研修の効果が見られるかを調べます。


○サブテーマⅢ ルーブリックを用いた自己評価と分析

(1)目的

 課題研究による探究力とコミュニケーション力の発揮を評価するルーブリックを用いて生徒の自己評価力を伸ばします。ルーブリックを生徒と教員が実施し、両者の違いを比較して生徒が自己評価を分析することにより、生徒の自己評価力を伸ばすことができ、また、ルーブリックを課題研究の過程を捉える資料としても活用し、教員の授業改善につなげることができます。

(2)内容

 探究力とコミュニケーション力の発揮を評価するルーブリックを生徒、教員で実施し、教員による評価を生徒に提示して自己評価を分析させることで自己評価力を伸ばします。ルーブリックは取組前に生徒へ提示し、7月、12月、3月(3年生は7月、12月)に評価します。テキストマイニングは、7月実施後は夏季休業期間、12月実施後は冬季休業期間に実施し、休業期間空けに教員・生徒へフィードバックする予定です。


○科学技術人材育成に関する取組内容・実施方法

 科学系部活動は現在、理化部、生物部、地学部に加えて、令和元年度から生徒が主体的に活動して部員が増え、同好会から部活動に昇格したパソコン部の計4部(生徒50人、顧問12人)が活動しています。

 第Ⅰ期や経過措置期間では、日本学生科学賞の最終審査進出、全国総合文化祭の4年連続出場、パソコン甲子園本戦出場や化学グランプリ銅賞の成果を挙げています。また、科学の甲子園千葉県予選のために各部活動が合同でチームを組み、学習会を開いて出場しました。

 さらに、本校の科学系部活動と、近隣高校の科学部とで部活動交流会を企画し、研究発表会や合同実習を実施しています。また、地元のNPO法人キッズパレットと連携し、小学生向けの実験教室「わくわくサイエンス」も実施してきました。

 これらの取組を発展させ、科学系部活動生徒の増加をはかるために第Ⅱ期では、以下の取組を実施します。なお、実施にあたってはオンラインでの開催も準備します。

(ア)学会等での発表の推進 

 生徒が取り組む課題研究を、学会等の高校生セッションで積極的に発表します。第Ⅰ期では、日本古生物学会や日本気象学会、千葉大学高校生理科研究発表会で発表し、研究者との質疑・応答による対話をきっかけに課題研究が深化しました。発表後も生徒が主体的に研究者と連絡を取ることを推進し、教員も関わり支援します。

(イ)KISARAZUサイエンスゼミ

 科学の甲子園県予選の上位を目指した科学系部活動の学習会を実施します。講師には部活動卒業生をオンラインでつなぎ、月1回開催します。また、科学の甲子園等の過去問題をアレンジした題材を準備し、近隣の君津高校、志学館高校、翔凛高校等の科学系部活動生徒と合同での競技会を年1回実施します。

(ウ)近隣小中学生との科学交流イベント

 科学系部活動生徒の増加につなげる取組として、地元NPO法人「キッズパレット」と連携した小学生向け実験教室「わくわくサイエンス」(8月)の継続に加え、木更津市近隣の中学生を集めた実験教室を8月と12月に実施します。


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