ラジオ体操、虫取り、学校のプール。私が小学校だった頃、夏休みは毎日が変わりばえのない繰り返しで、「夏休みは永遠に続くのではないか」と思っていました。歳とともに夏休みが過ぎるのがだんだん速くなり、今では、あっという間です。
先週、学校説明会があり、雷が鳴るあいにくの天気にもかかわらず大勢の中学3年生が来校しました。また、本校では、SSHの発表会や全国総合文化祭で全国の高校生との真剣勝負に挑んだ生徒もいます。コンクールや大会に出場した部活動もありました。コロナの中、また厳しい暑さの中、皆さんお疲れ様です。
昨日と今日は、河合塾の共通テスト模試。グランドや体育館では、熱中症に注意しながら部活動に取り組んでいる生徒もたくさんいます。お盆が明けると、1年次の理数科は、待ちに待った丸沼日光野外実習に出発です。
さて、長い夏休みもそろそろ折り返し。休みに入る前、「今年は〇〇をやろう」「夏休み中に△△をやっておこう」と決意した皆さん、進み具合は順調ですか。それとも勉強が予定どおり進まず焦っていますか。休みが「もう半分しかない」と悲嘆に暮れるか。それとも、「まだ半分残っている」と気を取り直して頑張るか。後者の方がいいと思いませんか。
この先、危険な暑さはしばらく続きます。感染状況も大変な状況ですが、今できることを精一杯やりましょう。3年生の皆さん、「こんなに勉強している夏はない」と思っているかもしれませんが、こんなに勉強できるのも今年だけです。トライのCMでは、ハイジもクララも“勉強しない振り”をしていましたが、今年は皆でとことん勉強に打ち込んでください。最後に笑うのは、自分を信じてやりきった人です。
令和4年8月9日
校長 卯月 睦彦