SS化学Ⅱでは、学習内容のまとまりごとに実験を行いながら授業を進めています。しかし、例年のようなクラス全体での生徒実験は難しいため、今年は感染防止対策として次のような形態で授業を行ってみました。
①クラスを半分に分割して生徒実験
実験室に入る生徒の人数が半分になることで、1班の人数も2人となり、できるだけ密集と対面を避けながら作業を進めることができました。ひとりひとりが責任をもって実験操作を担当したことで、通常の4人班での実験よりも理解が深まったようでした。
②バーチャル実験
データ処理やグラフの作成がメインの実験については、事前に教員が実験して測定したデータが表示されるのを見ながら、実際に実験をしているつもりで数値を記録し、グラフを描いたり計算を行ったりしました。作業時間が短縮された分、結果の処理に時間を取ることができた点は好評でした。
ただし、実験後の感想を読むと、やはり「実際に自分で実験してみたかった」という意見も多いため、感染防止対策の実施と実験時間の確保を意識して今後の授業を進めていきたいと思います。