朝の読書「朝の読書」とは、学校で毎朝始業前の10分間、生徒も教師も全員、各自がそれぞれ自分で選んだ読みたい本を読むというものです。
・正式に日課に含まれており、原則として毎日実施しています。
・朝の読書を実施しない日は、学校行事のある日、中間期末テスト期間(テスト前日を含む)、英単語テスト、常用漢字テストのある日等とし、毎月の行事予定表で確認できるようにしています。
・「毎日」、「10分間」を原則としていますが、連絡事項などが多い日などは変更される場合もあります。
・競争ではありません。自分のペースで読みたい本を読むことが大切です。
生徒の声 以下の文は2002年2月21日付け、産経新聞の「10代の声」に本校生徒の投稿が掲載されたものです。
「10分間の読書で集中力高まった」
私の学校では毎朝、”十分間読書”があります。自分の好きな本を持ってきて皆が読んでいます。
私は入学当初「十分間という短い時間の中で、なぜ毎朝読書をするのだろう」と不思議に思い、この疑問をしばらく持ち続けていました。
そんなある日、私はテレビ番組「3年B組 金八先生」の中で、私たちの学校と同じ朝の十分間読書が行われているのを見ました。その時、金八先生は「本を読むことによって、将来の夢や希望などを持てるようになる」などと話していたのです。
高校三年生になると、私は学校に着くと自然に本を開くようになっていました。毎朝、本を読むということが日課となっていたのです。本屋に行っても、雑誌や漫画だけでなく小説などの売り場にも行くようになっていました。読む本の幅が広がっていたのです。
これからはいろいろな学校も十分間読書をすれば、一人ひとりの集中力を高めるためにはとても役立つと思います。
また、翌日の「産経抄」にも上記の文について取り上げられました。
・・・・・きのう投書欄「10代の声」に、「10分間の読書で集中力高まった」という千葉県の女子高生の文が載っていた。彼女の高校では毎朝”十分間読書”をやっているという。集中力もそうだが、「言うべきこと」の表現力は確実に高まるだろう。・・・・・・・・・・
( 2002.2.22 産経新聞 産経抄より引用 )