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附中ニュース


2026/09/17

授業研究会(組研)を実施しました 

| by 愛媛大学教育学部附属中学校

授業研究会(組研)を実施しました 

 本日、各教科いっせいに実習生の研究授業(組研)の日でした。教科のメンバー全員で何度も指導案を囲み、発問の一言まで練り上げてきた、先生方の勝負の一時間です。そして負けていないのが附中生。どの教室をのぞいても、悩み、話し合い、手を動かす姿であふれていました。全教科、まとめて御紹介します。


【国語】「高瀬舟」――物語の“語り”を疑って読む

 森鷗外「高瀬舟」を教材に、「なぜこの作品は今も読み継がれているのか」を追究しました。喜助の語りをそのまま受け取るのではなく、「誰が」「どう見て」語っているのかに着目。一つの答えに収束しない多様な解釈を班で交わしながら、読みを深めました。

【社会】ヨーロッパ州――EUの光と影を読み解く
 EUによる国どうしの結びつきが、地域にどのような影響を与えているかを考察しました。「効果」と「課題」の両面から資料を読み取り、EU域内にとどまらず日本への影響にも視野を広げて、多面的に議論しました。


【数学】二次方程式――「値引き」を数式で攻略

 「クーポンで二回割引したらいくらになる?」という身近な題材から、二次方程式を活用しました。解を求めて終わりではなく、「その解は答えとして適切か」を吟味するところまで踏み込み、粘り強く考える力を鍛えました。


【理科】電流と磁界――教科書にない現象に挑む

 磁石の並べ方と磁力の強さの関係を、班ごとにデータを取って検証しました。教科書には載っていない「ハルバッハ配列」という、予想を裏切る現象に挑戦。実験結果と磁力線の考え方を結びつけ、根拠をもって説明しました。

【英語】ホームステイで役立つ英語表現
 「ホームステイ」を題材に、助動詞 must を使って自分の家のルールを英語で伝える活動に挑戦しました。親しみのあるキャラクターを用いた導入で興味を引き出しながら、ペアでの発信にも粘り強く取り組みました。

【音楽】ラヴェル「ボレロ」の魅力に迫る
 同じリズムが繰り返される名曲「ボレロ」を教材に、主題ごとに聴き比べながら音色やリズムの変化を知覚しました。生演奏も交えながら、感じ取ったことを音楽の要素と結びつけて自分の言葉で表現しました。


【美術】影から生まれる“私だけのモンスター”

 身近な「影」の形から発想を広げ、オリジナルのモンスターを制作しました。シルエットクイズで発想の視点をつかみ、影の凹凸や輪郭を手がかりに、個性豊かな作品が次々と生まれました。


【保健体育】サッカー――見えない動きで攻防を制す

 「仲間と協力し、課題を解決する作戦を考え、攻防を楽しもう」をめあてに実施しました。ボールを持たないときの動きや空間の使い方に着目し、作戦会議や試合映像の振り返りを通して、チームで戦術を練り上げました。

【技術】ロボコンに向けてオリジナルロボット製作
 「ロボコンに向けて、オリジナルロボットをつくろう」を題材に、歯車やリンク機構の仕組みを理解しながら作業部を製作しました。目的の動きに合わせて機構を選び、ペアで試行錯誤する姿が見られました。


【家庭科】家族の変化に応える住まい方

 「家族みんなが心地よく暮らすには?」を学習課題に、祖父との同居という設定でロールプレイングを行いました。それぞれの立場から意見を出し合い、家族の変化に応じた住空間の工夫を考えました。

 「高瀬舟」の語りを疑い、EUの光と影を読み解き、クーポンの値引きを数式で攻略し、影からモンスターを生み出す。ずいぶん賑やかな一日でした。それでも、どの教室にも共通していたものがあります。「正解のない問い」に向き合い、根拠をもって自分の考えを語ろうとする、附中生の姿です。


 授業が終わった後も、研究協議会では実習生と先生方の議論が続きました。今日の手応えと課題を、私たち教員も次の授業へとつなげてまいります。附中生の皆さん、今日心に残ったのは、どの瞬間でしたか。


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