現在、海外の電子ジャーナルを導入している企業や大学の図書館では、利便性の高い電子ジャーナルの利用が増えてきたため、コスト面からも利用が減少している冊子体の購読を中止する機関が増えています。また、先行する海外主要出版社による電子書籍サービスをいち早く導入する機関も現れてきました。ネットワークが普及してきた今、電子書籍も利便性が高いため多くの機関が興味を示しています。一方、国内の電子書籍の現状を見ると、個人使用を前提にしたサービスや話題が先行しているように感じています。特に、企業図書館で電子書籍サービスを導入しようとすれば、閲覧・貸出しを含めた資料管理全般にどういう影響があるのか、留意すべきは何か、さらに費用対効果は、といった様々な疑問が浮かんできます。そのため、少し様子見の状態にあるのではないでしょうか。
　１月の例会は、日本の電子出版と共に歩んで来られた植村先生に海外勢力を含めた国内電子書籍市場（端末、コンテンツ、プラットフォーム等）とサービスの現状、導入事例などを個人のご見解を含めお話しいただきたいと思います。 多数の皆さんのご参加をお待ちしています。

＊この講演会は、神資研会員以外の方も有料（１,０００円）で参加することができます。神資研会員以外の方で参加を希望される場合は、事前にお申し込みをお願いいたします（会員の方のお申し込みは必要ありません）。
＊申込先：神資研事務局　　FAX　044-210-1146　（℡ 044-233-4537）または、神資研HPよりお問い合わせフォームにて、件名「1月例会参加希望」、お名前、電話番号、メールアドレスを明記の上、お申し込みください。

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