生徒諸君、おはようございます。1学期の最後にあたり少しお話をします。
早いもので、今日で1学期が終わります。新学期が始まってすぐに、複数のクラスを学級閉鎖とするなど、正直いって波乱の始まりとなりましたが、そのあとは落ち着きをみせ、何とかここまでやってくることができました。それには、特に昼の黙食などの諸君らの協力があってこそのことと思い、感謝したいと思います。
さて、毎年一学期は部活動が一番熱く燃え上がる期間となります。4月の関東大会ブロック予選に始まり、先月のインターハイ予選まで、多くの生徒諸君が活躍してくれました。何年かぶりという場合も含めて多くの部活動が県大会に進出し、加えて先ほども紹介したようにインターハイや関東大会に駒をすすめた生徒がいることは、とてもうれしく思います。
ただ、結果が出ることがすべてではないことは言うまでもありません。逆に結果を出せなかったからこそ得られるものも様々にあります。大切なことは、いろいろなことを経験することです。今日渡されるPTAの広報誌にも書きましたが、ただぼうっと過ごすのではなく、いろいろなことに積極果敢にチャレンジしていって欲しいと思います。おそらく夏休みには文化祭の準備作業など行うと思います。学校行事は積極的に関われば関わるほど面白いし、多くの経験をすることができます。夏休み明け、生徒諸君が一回りも二回りも大きく成長してくれていることを期待しています。
最後にコロナのことに触れないわけにはいきません。御存じのとおり、ここ数日の感染拡大は爆発といっていい状況です。とはいえ、闇雲に感染対策をすればいい、というものではなく、メリハリのきいた感染対策が求められていると思います。マスクについては、熱中症のこともあるので、外す場面とつける場面をよく考えることもその一つです。人と人が接触する場面で感染は拡大しやすいですが、人と会うのはやめる必要はなく、友達と会ったり、部活動や文化祭の準備で学校に来るときは、自分自身の体調をよく考えて行動することが求められる、ということです。毎朝リーバーからの通知が来ると思いますが、必ず毎朝の検温など自分自身の健康チェックをしっかりとやって、少しでも違和感がある場合は予定を繰り延べたり、部活や文化祭準備は休むようにしてください。これくらいの体調不良なら大丈夫かな、と思わずに友達や家族、そしてなにより自分自身のために、慎重な行動をよろしくお願いします。
コロナ禍は様々な形で生徒諸君の心にストレスを与えています。そういったストレスをつらく感じた時は、全校集会で話をされたSOSの出し方を思い出して身近な人や、今日配られるSNSを通じた相談窓口を活用して、少しでも心安らかに過ごせるようにしてください。
私からの話は以上です。生徒諸君が、この夏休みをいろいろな形で有意義なものとしてくれるよう、心から期待しています。