2016/07/20 | 平成28年度 第一学期終業式式辞 | | by サイト管理者 |
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一学期の終業式を迎えました。昇降口に飾ってある書道部の素晴らしい作品を見たでしょうか? 心のこもったとても力強いメッセージです。書道部の皆さんありがとうございました。
始業式からの登校日は62日になります。毎日元気に登校できたでしょうか? もちろん、部活動に入部している生徒は、休日も登校したと思いますのでこの日数以上だと思います。この1学期休まず登校できた出席率を学年別に集計すると1学年は99.5%、2学年が97.9%、3学年は98.5%という高い出席率はとても素晴らしいことです。
2・3年生には、4月の初めに伝えましたが、1年生も確実に高校生になってきましたので、全校に改めて今年のテーマ「プラス1&1アップ」を伝えたいと思います。ここまでの毎日の高校生活はどうでしょうか? 学習や部活動において、一つでもいいから、少しでもいいから、プラス1&1アップできたでしょうか?
明日からの夏休みは、プラス1&1アップするための期間として絶好のチャンスです。2016年の夏休みは一度しかありません。
40日間あるこの夏休み、今までの夏休み以上に自分磨きにチャレンジしてみてください。一人ひとりが「プラス1&1アップ」することを期待しています。
また、この1学期に多くの部活動で1・2年生の新チームに変わりました。多くの3年生は引退をしました。本当にお疲れさまでした。よく頑張ったと思います。もちろん、昨日の壮行会の佐々木君は全国大会もありますし、吹奏楽部はこれからが本番のコンクールです。また、文化部の生徒は星央祭が節目かもしれません。
高校生の皆さんにとって部活動は、高校生活の中で大きなウェイトを占めていることと思いますが、顧問の先生方にとっても部員一人ひとりに対する思いやチーム全体に対する期待や願いはたくさんあります。ここで一つ部活動顧問の先生の県大会を終えた後の熱い思いを紹介します。それは、水泳部の話です。聞いてください。
『潜るところから始めた水泳初心者の生徒の頑張りを紹介します。種目は、昨年から取り組んでいる1500メートル自由形への出場です。厳しい標準タイムをクリアしたものだけが出場できる県大会決勝レースは15人。100メートルを40秒以内で泳ぐと1500メートルを20分以内でゴールできる計算です。冬場の水泳練習でも、長距離スイマーとして、一人だけ別メニューで練習してきました。学校のプールで泳ぎ始めても、毎日7000から8000メートルの猛練習にもかかわらず、20分の壁を破れなかった。水泳部顧問として失望・激怒・激励の日々でした。
6月25日、県大会2日目、午後一番の1500メートル決勝。最初の100メートルを31秒89という本人にとって初めてに近いトップスピードで入り、このまま1500メートル泳げるかと心配するも、その後も自分のペースを保ち続けます。
1000メートルを過ぎた頃、今までにないペースで泳いでいることを知り、あと残りの500メートルを全力で泳げ!と水泳部員一丸となって応援。あと400メートル、あと300メートル・・・。20分を切れると確信し、祈るようにまた絶叫。あと200メートル、150メートル。一緒にプールで泳いでいた他校のスイマーは全てゴールし、最後の100メートルはメインプールを泳ぐのは、本校の生徒一人だけ。それに水泳部員15人の叫び。結果は19分51秒68、千葉県で15位の堂々の記録です。
水泳の部活動を始めた頃は、たったの30秒の100メートルの応援すらままならなかった部員たちが、20分間立ったまま声をからしている姿を見ることができたのも嬉しいことです。学校で応援してもらうためには、礼儀正しくしなければと、挨拶・返事から教えた生徒です。【誰よりも水泳を好きな生徒に育てたい】という方向性は立派に生徒たち一人ひとりが結果を出していると確信しています。プールの神様が降りてきた大会でした。』という大会結果の報告でした。
部活動に入部している生徒も、そうでない生徒も野田中央高校の生徒全員が、この夏、いい汗をいっぱいかいて、歯を食いしばって、頑張って・我慢して、最後は笑顔いっぱいで終われることを期待しています。 以上です。