保護者 様
千葉県立野田中央高等学校長
インターネットに関する問題行動の指導について
師走の候、保護者の皆様におかれましては、益々御健勝のこととお喜び申し上げます。日頃から本校の教育活動に対して、御理解、御協力をいただきありがとうございます。
さて、近時、 千葉県下において生徒がインターネット上に個人情報や不適切な画像、
動画を掲載し、情報が拡散するなどの深刻な問題が発生しています。
本校においても、 インターネットに関わる問題行動は皆無ではなく、今後も継続的な
指導が必要であると考えております。しかしながら、ネットの匿名性などの難しさがあって、今まで指導の方針を明確に示すことはありませんでした。 そこで、今回、具体的に問題行動を示すことによって、事前にトラブル等を防止し、家庭の御協力をいただきたいと考えております。以下に列挙する問題行動に対しては特別指導を含む、何らかの指導を行う可能性がきわめて高いと御理解下さい。
インターネットに関する主な問題行動
1 他人の個人情報を許可なく掲載。
2 他人に対する誹謗・中傷の書き込み。(相手が見たかどうかは問わない。)
3 学校内の様子(授業、行事等)を動画で撮影し、動画サイトに掲載。
4 不適切な行為(アルバイト中の悪ふざけなど)や性的な行為などを撮影し、掲載。
5 犯罪の予告又は犯罪に関わっていることが推察される画像や書き込み。
6 盗撮画像の掲載。
以上の事柄の多くは、行為そのものの違法性が問われるばかりではなく、 多くの人や学校、団体に迷惑を掛け、相手が重大な事態に追い込まれた場合などは、単なる「いたずら」や「遊びのつもり」では済まされないケースもあり、警察の介入もあり得ます。
また、自分で掲載した情報や写真が原因で、自分自身が危険にさらされ、事件に巻き込まれるという事例も報告されています。このことから他人を巻き込む形ではなくても積極的に教育的助言を与えていきたいと考えております。御家庭におかれましても、これを機会に携帯電話、スマートフォンの利用の仕方などについて話をしていただけたら幸いです。何か御相談等がありましたら担任へ連絡してください。よろしくお願いいたします。