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2022/03/24

令和3年度3学期終業式式辞

| by 職員0320
 令和3年度3学期終業式式辞 令和4年3月24日

 3月21日でまん延防止等重点措置は一応解除になりましたが、まだまだコロナが収束したとは言い切れません。しかしながら、放送ではなくこうして皆さんにお目にかかって終業式を行えてよかったと心から思います。学年末の終業式に際し、私からは「進路」と「卒業式」について話をします。

1 まず「進路」についてです。
 先週の金曜日、卒業したばかりの先輩達を招いて「進路講演会」が行われました。例年は体育館だったのですがコロナ対策のため、進路の先生方のアイディアで、去年からクラスごとの開催としています。近い距離で先輩の生の声が聞けて、質問も出しやすく、皆さんも身を入れて聞いている様子が窺えました。経験に基づく本音の貴重なアドバイスがいただけて、先輩の様子に将来の自分の姿を重ね合わせ、一人一人が進路について考えるよい機会になったはずです。
 やはり、まずは目標を定めることが重要です。この学校に行きたい、この会社に入りたい、公務員になりたいという強い意志を固めること。そしてそのためには何をいつまでにすべきか、計画性を持って取り組んでいくこと。具体的な受験勉強の方法については目標に応じたやり方がそれぞれありますが、進学でも就職でも共通して言えるのは面接の重要性でした。
 面接官は人物を見抜くプロであり、付け焼刃では太刀打ちできません。挨拶、言葉遣い、礼儀作法、服装等は日頃から意識して身に付けるべきであること。また、内容では高校時代の自分の頑張りをアピールできるかにかかっており、そのためにも部活動、行事、ボランティアなど「自分を語れる実績」を積み重ねる必要があります。
 面接は練習次第で必ず上達します。大勢の先生にお世話になって、鍛え上げてもらったという人がとても多かった。先生方も頑張る皆さんを応援します。先生方と二人三脚で、進路を決めていきましょう。
 昨日、成績会議があり、皆さんの今年度の学業の状況について、先生方から報告を受けました。進学、就職を問わず、進路を決める上で成績すなわち評定と出欠状況は大きなポイントとなります。ある先輩も「評定が高いほど、選択肢が広がる」と語っていました。通知票の内容をよく確認し、反省すべき点は謙虚に受け止め、来年度に向けて積極的に改善を図ってください。

2 次に「卒業式」についてです。
 現在、コロナは第6波のピークが過ぎ、徐々に収まりつつあるようですが、また新たな変異ウイルスによる感染拡大が起こらないとも限りません。この2年間、世界中が日本がそして学校も甚大な被害、影響を受け続けています。中でも学校においては、みんなで力を合わせて行う集団活動、行事が大打撃を被ることとなりました。
 先日卒業した3年生の修学旅行は中止となりました。昼休みの昼食は「沈黙の時間」が当たり前になってしまいました。我慢に我慢を重ねた2年間でしたが、文化祭、体育祭、校外ホームルームなど感染症対策で多くの制限がありながらも、精一杯取り組んで学校を引っ張ってくれた3年生、その先輩たちは3月8日保護者と先生方が見守る中、立派に卒業していきました。
 卒業式当日、特に心に残ったのは卒業の歌の合唱でした。小雨が降り、ストーブの暖房を切って換気のために窓を開け放した体育館は真冬並みの寒さで、身体が縮こまり、声を出すのはさぞかし厳しいだろうと思っていました。もちろんマスクを外すことはできません。また、前日の予行で練習はしたものの、大丈夫かなと心配する程度の出来栄えでした。
 しかしながら、最後の卒業の歌『遥か』は本当に素晴らしかった、体育館に響き渡る澄んだ歌声、一人一人が心をこめて真剣に力を尽くしている様子がよくわかって、会場が一つになったと感じられたその瞬間、私は涙が止まりませんでした。

 人生においては「通過儀礼」が必要です。緊張感を伴う大切な節目のときに当たり、人はこれまでの自分を顧みるとともに、将来を見据え、志を新たにし、次なる世界へ踏み込んでいくのです。本来であれば、この厳粛な儀式に皆さんにも参加してもらい、先輩たちの姿を見せたかった。野田中央高校の伝統を受け継ぐ者としての自覚を高めていただきたかった。それができないことを心から残念に思いました。

 2年生は1年後、1年生は2年後に、卒業式の主役となります、その日を目指してコロナに負けず、これからの学校生活を着実に積み重ねていってください。卒業生からのバトンを受け継いで、4月から野田中央高校を支えるのは皆さんです。入学してくる1年生に、よい意味での先輩らしさを見せてあげてください。くれぐれも健康に留意し、新学期4月6日の始業式に向けての準備をしっかりと進めていきましょう。以上です。


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