2013/09/03 | 2学期がスタートしました! | | by 職員2502 |
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1学期の終業式では、夏休みの44日間を、自分の心構えややる気で、そして、自分の計画でどうにでもなる時間です。「やるぞ」という心構えと気合いで「勝負は夏休みにあり」と話しましたが、夏休みをどの様に過ごしましたか。有意義に過ごせましたか。
これからは、「夏休みを終わってから、2学期にどうつなげるかが大事」です。
2学期の始業式にあたり、3つの話をしたいと思います。聞いてください。
一つ目は、「あそべか」です。聞いたこともある人もいると思いますが、
「あ」は、あいさつをしっかりしましょう。あいさつは、心を開く迫るという意味もあるようですが、人と人の交わりの第一歩です。
「そ」は、掃除をしつかりしましょう。学校内をみんなで掃除をし、きれいにしましょう。すなわち、自分の心も磨くこととなります。
「べ」は、勉強をしっかりやりましょう。授業は、もちろんですが、予習・復習の週間を身につけ、部活動や学校行事にも積極的に参加してほしい。
「か」は、自分に関わりのある、家族を始め周りの人に感謝の気持ちを持ちましょう。「あそべか」の「あ」は あいさつ、「そ」は掃除、「べ」は勉強、「か」は感謝です。
二つ目は、二学期は1年の中でも充実した日々を送れる時期です。規則正しい日常生活に戻し、目標を持って生活してください。9月13・14日に文化祭、26日に体育祭、10月4日に40キロの長距離徒歩、11月は2年生の沖縄修学旅行があります。三年生は、希望する進路の実現に向けての準備に拍車がかかります。油断をしていると慌しくなんとなく過ぎていってしまいます。2学期は、このように忙し学期ですが、学力が飛躍的に伸びる時期でもあります。気分を切り替え、新たな思いで、勉学に、部活動にいそしみ、まさに「実りの秋」として欲しいものです。皆さんの勉学や部活動が今すぐ成果として現れることはないかもしれませんが、真剣に取り組み、培ったことは必ずそれぞれの成果につながります。
三つ目は、野球部を例に頑張るとは、何かを考えてみたい。夏の甲子園の熱戦も記憶に新しいものと思います。多くの学校ですべての選手がスバ抜けた身体能力や恵まれた体力を持っている生徒はほとんどいないと思う。また、練習時間が格段に多いわけではない。こうした制約の中で、練習の取り組みさえ工夫すれば、見事な成果を上げることができる。その秘訣には、私は三つあると思う。一つは、いかに練習密度を上げるかということ。短時間で集中的に、効率よくやるということ。そのためには、頭の切り替えや協力しあう姿勢も大切である。二つ目は、いかに他のチームのレベルを知り、それに負けない目標を掲げて練習に励むかということ。兵法にも「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」つまり常に強いチームを意識しながら切磋琢磨をすること。 三つ目は、いかに失敗から学ぶかということ。失敗した原因は、どこにあるか。それを防ぐにはどうすればよいか。そして相手のいい点を貪欲に学ぶ姿勢。こうしたことを毎日意識しながら取り組む、これらに尽きるのではないか。
これを勉強に当てはめてみると、三年間という与えられた時間は、全国すべての高校生に平等である。こうした中で、自分を伸ばし、進路を実現するポイントは、いかに勉強に集中するか。いかに外のレベル、全国の受験生との競争やそのレベルを意識できるか。いかに失敗から学ぶかだと思う。自分の進路を実現しようと思えば、そこに見合う努力が必要。勉強は、確かに苦しいことだが、それに打ち勝つことこそが、自分を高めることであり、自分を大切にすることである。
2学期は忙しい時期ですが、学力が飛躍的に向上する時期でもあります。勉学に、部活動に毎日充実させ、皆様一人一人が「さあやるぞ」と頑張ることを期待します。
9月に入っても、残暑が厳しいと思いますが、暑さに負けず頑張ってください。