いよいよ令和4年度も実質的に今日で終わり
令和4年度はどんな一年だっただろうか。
満足のいく一年?悔いの残る一年?
今日は区切りの日なので、来年度に向かってよいスタートをきることができるように、いろいろと考えて欲しい。
WBCはすごかった。まるで映画をみているようだった。大谷もすごかった、ダルビッシュもすごかった。
でも一番心に残ったのは村神様こと村上選手の活躍。準決勝のサヨナラツーベースは後世に語り継がれる一発。
村上選手だけでなく、彼を信じて使いつづけた栗山監督。フォアボールを選んで打順を繋いだ吉田正尚選手。侍ジャパンというチームの強さを感じることができた試合。
日本がWBCで前回優勝したのは、ちょうど14年前の2009年3月24日、今日。
当時は、侍ジャパンのメンバーのほとんどは、まだ小中学生。
いつか自分も、と夢見た少年が、その夢をかなえたのだろう。
今回も、侍ジャパンを応援する小中学生の姿がテレビに映っていた。この中から将来の大谷や村上が生まれてくれればと思う。
ところで諸君の夢はなに?
吉田松陰、渋沢栄一。一度は聞いた名前ではないか。
彼らは、夢が無いと成功しないよとか幸福になれないよ、という言葉を残した。
私は高校生の時に初めて聞いたとき、正直そこまでいうか、とおもった。
でも勘違いしないで欲しいのは、大切なのは夢を実現すること、ではなくて、夢をもつこと。さらにいえば、夢の実現にむけてがんばること。
さっき話したWBCに感動した小学生。WBCに出場できなくても、野球をがんばることで
プロの選手になった、
実業団で活躍できた、
推薦で高校や大学にいけた
これも成功だし幸福。
もっといえば、チームプレイの大切さを知って後々役に立った、
生涯の友達ができた、体力がついた、なんていうのもすべて成功だし、幸福。
これらすべてがWBCで活躍したいという夢をもち、その実現のためにがんばったおかげでえられたもの。
夢を持つということは、めざすべきものがあるということ。
想像できるとおもうが、目指すべきものがなければ、がんばりがいがない。つまり頑張れない、ということ。
そうはいっても、なかなか夢はみつからない。
でも、夢は必ずしも大きくなくてもよい。
漢検や英検で2級をとる
部活でレギュラーになる
次のテストで平均点以上とる。
それって夢?と思うかもしれない。最初は小さくていい。
小さな夢の積み重ねが、やがて大きな夢に結びついていく。
まずは小さな夢をもつ
実現のために努力する
さらなる大きな夢にむすびつけていく。
もうすぐ、一年生は二年生に、二年生は三年生になる。
これから始まる二週間の休みをつかって、自分のこれまでをよく振り返って、まだ見つかってない人は、自分の夢を見つけて欲しい。見つかっている人は、それに向けた努力を積み重ねて欲しい。
その先にきっと、幸福が待っていると信じて。